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政治・国際問題

【5分でわかる時事!】START(戦略核兵器削減条約)とは?ロシアが停止表明?!

START(戦略核兵器削減条約)とは?

引用:START

分からない人
分からない人

STARTって何?

ちろは
ちろは

アメリカとソ連が結んだ軍縮条約のことだよ。

分からない人
分からない人

どんな内容なの?

ちろは
ちろは

具体的に言うと、

両国の「核兵器を減らす」とか

だよ。

 

分からない人
分からない人

そうなんだー。でも、両国とも

軍事力がすごいからそんなにうまくいかない

んじゃない?

ちろは
ちろは

そうなんだよ(笑)

今回はざっくりと分かりやすく解説するよ!

自己紹介
tiroha

旧帝大学院に通う学部研究生(理系)
国立理系卒(大学院外部受験)
専攻は情報システム。いわゆる、プログラミングやIT。
卒論:機械学習による画像認識

資格:英検2級、TOEIC755点、漢検準2級、数検準2級、柔道初段、空手初段

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START(戦略核兵器削減条約)とは?

strategic arms reduction treaty,略称START(スタート)。1991年7月に米国とソ連は,史上初の戦略核兵器(大陸間弾道ミサイル,潜水艦発射弾道ミサイルSLBM),空中発射巡航ミサイル,海洋発射巡航ミサイル,戦略爆撃機搭載核爆弾,短距離攻撃ミサイル)削減条約(START I)に調印し,1994年2月発効した。これは3段階に分けて,7年間で両国の戦略核兵器を同水準にまで減らすもの。双方とも上限は戦略核運搬手段1600基・機,核弾頭6000個,弾道ミサイル4900個など。続いて1993年1月,ブッシュ米大統領とエリツィン・ロシア大統領の間で戦略核弾頭の削減を2003年(後に2007年に延期)までに2段階で行うこととするSTART IIが調印された。2002年5月アメリカとロシアは2012年末までに双方の戦略核弾頭を1700〜2200個に削減する戦略攻撃兵器削減条約(モスクワ条約)に調印,2003年6月発効した。これによりSTART IIは有名無実化した。2009年4月,オバマ米大統領は核兵器廃絶をアメリカの「道義的責任」とする演説をプラハで行い,ロシアとの新たな削減交渉を開始。2010年4月に,プラハで,メドベージェフ・ロシア大統領との間で,7年以内にそれぞれの上限1550発以下とする条約に調印した。なお,2010年5月に米国政府が公表した米国の保有核弾頭数は,2009年9月末現在で,5113発である。→核戦略
→関連項目SS24SLBM戦略兵器制限交渉多弾頭ミサイル
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

つまり、

冷戦時に増大していたアメリカとソ連の戦略核弾頭を

削減することを約束した条約。

条約の履行の検証は米ロ両国政府により、相互査察による確認しました。

【大統領の核ボタン】アメリカ/ロシアなど世界の核兵器の種類・保有数を知る – YouTube

歴史

1991年 START I(第1次戦略兵器削減条約) 調印 (ブッシュとゴルバチョフ)

1993年 START Ⅱ(第2次戦略兵器削減条約) 調印

ロシア政府が放棄

1997年 START Ⅲ(第3次戦略核兵器削減条約)

→交渉開始を表明したが、START Ⅱが発効しなかったので、進展なし。

→代わりにモスクワ条約を締結

2011年 新START発効

→発効後の有効期限は10年間で、最大5年延長可能。

モスクワ条約とは

両国の戦略核弾頭の配備数を2012年までに1700〜2200発まで削減することを定める。核弾頭及びその運搬手段ICBMSLBM及びそれらのMIRV弾頭、戦略爆撃機等)の廃棄義務は無く、構成も両国各々が、決定する。削減対象とした核弾頭の保管も可能。

SALT I (1969年1972年)、 ABM条約(弾道ミサイル迎撃ミサイル条約) (1972年)、SALT II (1972年1979年)、INF条約(中距離核戦力条約) (1987年)、START I (1991年)及びSTART II (1993年[1]を含む両国間における相互核軍縮に関する一連の条約・交渉に続くものである。

2010年、最新の新STARTが締結され、終了した(第14条第4項)。

出典 Wikipedia

新START

米露間で2011年2月5日に発効した核軍縮条約。

21年が期限だったが、5年間延長することで合意した。

大陸間弾道ミサイル(ICBM)など戦略核兵器の削減義務を柱に、

相互査察のあり方などを定めています。

両国は発効後7年以内に、

核弾頭を1550発

・戦略核運搬手段総数800発

に削減するように義務付けています。

結果

両国の戦略核戦力は大幅に減少し、START Ⅰで両国の核弾頭は

冷戦時の約60%となりました。

しかし、トランプ政権になりこの条約から離脱すると宣言。

トランプ氏は

「ロシアは条約を履行しておらず、アメリカだけが不利な条約」

と主張しています。

また、

ロシアのプーチン大統領は2023年2月21日、

モスクワで「年次教書演説」を行い、

米露間の核軍縮枠組み「新戦略兵器削減条約(新START)」

の履行停止を表明しました。

24日で1年となるウクライナ侵略は正当化し、

ウクライナへの軍事支援を続ける米欧を批判した。

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プーチン氏は演説で、

新STARTについて、

「ロシアは参加を一時停止していると表明せざるを得ない。脱退ではなく停止だ」

と履行停止を表明し、

「米国が実験を行えば、我々も行うことになるだろう」

と述べた。

協議再開の条件として、

「(核保有国の)フランスや英国といった北大西洋条約機構(NATO)加盟国がどのように主張しているのかを理解せねばならない」

とした。

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