自民党総裁選の立候補者
※菅義偉
自民党総裁選とは?
2021年9月29日に実施。
日本の政党である自由民主党の党首(総裁)を決める選挙。
いわゆる、内閣総理大臣を決める選挙。
ここで、ポイントとなるのは1つ。
・日本国民(議員以外)は投票できない。
・(自民党)党員以外は投票できない。
どれだけ自民党内で支持を受けることができるかというのが、鍵となってきます。
総裁の選出は2021年9月29日午後
票の内訳
全体の票数は764票です。
その内訳は、
・衆議院議員 274票
・参議院議員 108票
・党員票 382票
総裁選の仕組み
上で述べた票の過半数を取れた候補者が総裁選となります。
例え、票の獲得が1位でも過半数でなければ、決選投票になります。
決選投票では1位と2位の候補者に絞り、
投票します。
決選投票で逆転勝利もあり得ます。
最近だと、安倍氏が石破氏と決選投票になった際、
1位の石破氏、2位の安倍氏でしたが、
最終的に安倍氏が過半数を獲得し、総裁となりました。
予想
現在の予想だと、
1位 河野氏
2位 岸田氏
3位 高市氏
4位 野田氏
となっています。
しかし、1位の河野氏でも過半数をとることができないため、
1位の河野氏と2位の岸田氏の決選投票が濃厚です。
その場合、
高市氏陣営は岸田氏の支援に回ると28日夜に表明しました。
これにより、2位の岸田氏が決選投票で逆転勝利するとの見方。
今のところの立候補者
岸田文雄
外務大臣、防衛大臣、政調会長を歴任していた。
議員からは
「地味だが、誠実」
と評判は悪くない。
前回の総裁選で菅義偉氏に次ぐ、投票数でした。
主な政策
・財政出動はしない。(緊縮財政は継続)
・消費税には手を付けない。(増税も減税もしない)
・中間層への所得倍増計画。(格差を是正)
・憲法改正(第9条)
・女系天皇反対
・敵基地攻撃能力保持賛成
・ウイグル人弾圧で対中非難決議の採択賛成
・原子力潜水艦に否定的
河野太郎
外務大臣、防衛大臣、法務副大臣を歴任。
現在はワクチン担当大臣、行政改革大臣。
議員からは
「実力はあるが、少々短気なところがある。」
とこちらも評判は悪くない。
ただ、元国会議員だった父の慰安婦問題に関する談話が問題に。
小泉環境相と石破元幹事長が支持表明。
主な政策
・消費税増税に賛成。
→財政緊縮に賛成(麻生財務相の傀儡)
→国民年金を支えるための財源は消費税増税と、増税を明言
・TPP賛成
・反原発派?(当初と主張が変わり、党内での支持を受けるため原発推進派に?)
→主張が昔と結構変わってる(麻生太郎と同じ)
・印鑑廃止
・中国、韓国への融和姿勢?
→父の河野談話(捏造の慰安婦問題を認めた談話)を否定はしない。
→日中首脳会談の定期的な開催が必要、と主張(尖閣諸島が領海侵入されてるのに?)
・内閣総理大臣の靖国神社参拝に反対
・女系天皇にも賛成?(男系を優先しつつも、女系も議論すべきと主張)
・移民賛成
・敵基地攻撃能力反対
→外交的アプローチが良い(え?)
・ウイグル人弾圧で対中非難決議採択に否定的?
→実弟が取締役を務める日本端子は中国の子会社を持っている。
(父の河野洋平はそこの会長)
・原子力潜水艦に賛成
高市早苗
総務大臣、マイナンバー担当大臣を歴任。
知名度がない。
安倍晋三元内閣総理大臣が支援を表明。
主な政策
・憲法改正
・女系天皇反対
・小さな政府を目指す。(社会福祉の削減)
→弱者のふりをしている人が多い、真面目に働いている人がバカみたいとの主張
・財政出動(インフレ率2%を目指す)=サナエノミクス
→財政緊縮は当面凍結し、景気の上昇を最優先事項とする。
・国債発行に賛成
・TPP反対
・法人税増税、所得税減税
・たばこ税増税反対
・原発推進派
・軍事費の増額
・慰安婦や徴用工を否定(韓国に強硬姿勢)
・外国人参政権反対
・同性婚反対
・敵基地攻撃能力賛成
・ウイグル人弾圧の対中非難決議採択を賛成
・原子力潜水艦に賛成
野田聖子
郵政大臣、総務大臣を歴任。
現在は自民党幹事長代行。
親中派の二階幹事長のお気に入り。
旦那さんが元暴力団。
主な政策
・夫婦別姓賛成
・同性結婚賛成
・TPP反対
・親中派
→同盟国アメリカよりも中国を優先したいよう。
→中国の南シナ海埋め立てを反対せず(国際法違反)
・森友学園問題の再調査←今更やる意味ある?
・フェミニスト
→議員の一定比率を女性議員枠に(女性優遇)
・女系天皇賛成
・対中非難決議採択に賛成?
→今までの親中姿勢と異なる。
・原子力潜水艦に否定的
自分の所感
こんな感じですね。
一番保守的なのが、高市氏といった印象でした。
財政出動には賛成なのですが、たばこ税増税反対やTPP反対は少し違和感を感じますね。
元々知名度のなかった高市氏ですが、
安倍前首相が支持を表明すると発表すると、
一気に知名度が上がりました。
アベノミクスからのサナエノミクスと、
かなり安倍氏と似た政策があります。
考え方が非常に似た方なんですね。
全員の出馬表明を見たのですが、河野さんと岸田さんは政策が
薄い感じがしました。
理想を抽象的に説明して、
具体的にどうするのかの詰めが甘かった印象です。
政策の出来はともかく、
一番、熱意を感じたのは高市さんでしたね。
割と細かいところまで説明していたので。