失敗した民主党政権。期間は？具体例は？なぜ与党になれないのか？政権交代？株価はひどく下落

2009年8月30日の衆院選(第45回衆議院議員総選挙)に

歴史的な変化がありました。

それは長年、国を運営してきた自民党が選挙に大敗し、

民主党が政権をとったことです。

自民党は300あった議席を119にまで減らし惨敗し、

逆に民主党は115から308議席まで伸ばしました。

当時の国民感情は

自民党に対する不信感・驕りのようなものを

感じていました。

当時の麻生太郎総理がリーマンショックへの対応による

メディアからの批判も政権交代を推し進めた理由の一つです。

ただ、この時の麻生総理は給付金や減税などを

推し進めていましたが、

緊縮財政宗教の財務省に潰されたという説もあります。

国民は自民党に代わる新たな政党への期待を示し、

政権交代が実現しました。

民主党の選挙公約は「コンクリートから人へ」を標榜しており、

今までの官僚主導の政府ではなく、

議員主導の政府を目指しました。

下の動画は民主党政権が掲げていたマニュフェストの政権放送です。

【２００兆円はどこに！？】政権交代する前の民主党による政見放送 (youtube.com)

これが実現したら、どんなに良くなるか。

国民はそれまでの自民党政権とは違う価値観を持つ民主党に

期待を寄せていました。

この時、民主党は300議席以上を獲得するという

大勝を記録し、

戦後ずっと続いていた自民党政権を終わらせました。

悪魔の民主党政権のはじまり

2009年、自民党麻生政権が終わり、

民主党鳩山政権へと移行しました。

（民主党が政権を握っていた期間は2009年～2012年）

この時、

日本は不景気真っ盛りであり、

国による運営も難しいものでした。

鳩山政権は当初、

支持率７０％という驚異の高さで誕生しました。

それもそのはず。

総裁の鳩山由紀夫氏は祖父が元総理大臣、

米ハーバード大学卒業

というサラブレッドだったのです。

公約も明るいものばかりで

多くの国民は期待をしました。

（いわゆるポピュリズム政策＝人気取りのための政策）

しかし、そのほとんどは守られていません。

それどころか、

減税を公約にしていたにも関わらず、

増税に踏み切りました。

安倍総理がまた・・・民主党政権を「悪夢のような」(19/06/15) – YouTube

※公約・・約束事。絶対に守る必要がある

選挙前の公約

・子供手当て（中学卒業まで毎月2万6千円支給）

・事業仕分け（無駄を省き、財源16.8兆円の確保）

・ガソリン暫定税率廃止（ガソリン料金の値下げ）

・高速道路無料化

・天下り根絶

・年金制度改革

・後期高齢者医療制度廃止

・沖縄普天間基地移転

・消費税減税

順番に見ていきましょう。

公約は守られたのか？

子供手当て

２００９年の選挙では「毎月２万６千円」を中学卒業後まで

支給すると約束していました。

しかし、

２０１０年６月、

「真面目に検討してみたところ、そんな財源はなかった」

と主張を転換。

半額の毎月１万３千円＆時限的で実施

するとしました。

そして、

２０１１年８月、

民主党政権は次年度より「子ども手当」を廃止し、

自民党時代の「児童手当」を復活・拡充で、

自民党・公明党と合意。

結局、自民党時代と同じ政策に戻りました。

（何もやっていない）

事業仕分け

選挙前は埋蔵金計画と言っていたものです。

当初財源は16.8兆円と主張していました。

しかし、実際の財源は1.6兆円程度。

予測の10分の１以下の結果となりました。

事業仕分けは行ったものの、削減されたのは

大学や研究機関への費用と公共事業への投資。

研究機関への拠出が低下して、

日本の科学技術力が衰退したのは明白でした。

また、公共事業費も大幅に削減されました。

公共事業費は1998年度の14・9兆円をピークに、

縮減していき11兆円程度になり、

さらに小泉政権の構造改革で8兆円にまで下がっていました。

民主党は政権交代からの2年弱で4・2兆円ほど

公共事業関係費を削減しています。

そして12年度は公共事業関係費に

ついて当初4・6兆円という予算を組み、

政権交代当初の半分以下の水準まで減らします。

これは経済学的におかしな話です。

当時の日本は不景気真っ只中であり、そういう時は

公共事業を増やし、雇用を創出・経済の活性化を目指すのが基本なのに、

全く逆のことをやろうとしていたのです。

この公共事業費削減は2012年の東日本大震災で頓挫することに。

民主党政権の無知さを知らしめた政策の一つだと言えます。

ガソリン暫定税廃止

名前を変えただけで、実質的な増税を強行しました。

開いた口もふさがらい状況へ。

高速道路無料化

撤回→白紙に戻る。

天下り根絶

不透明

年金制度改革

撤回→白紙に戻る

後期高齢者医療制度廃止

撤回→白紙に戻る

沖縄普天間基地移転

「最低でも県外」と鳩山氏は主張。

米軍基地はアメリカとの協議のうえで決められていただけに

アメリカはこの発言に対し強い不信感を覚えました。

米国のゲーツ国防長官が岡田克也外相と会談した際に、

岡田外相は会見で

「県外は事実上、考えられない」

と表明する。

当時のオバマ大統領から首脳会談を断られるなど

日米同盟を揺るがす事態になっていました。

すると、

「当然ながら辺野古（移設案）は生きている」

と180度方針転換をし、

結局、２０１０年５月４日には首相自らが

沖縄県知事のもとを訪問して県外移設断念を伝えました。

この時、

「基地がどのような目的でおかれているのか理解した。」

と発言しました。

しかし、政治家なら中国・ロシア・北朝鮮からの脅威に対処するために

置かれていることは知っていて当然です。

記者から〝公約違反〟ではないかと問いただされると

鳩山首相は、

「（県外移設は）「党としては」という発言ではなくて、私自身の「代表としての」発言。」

と子供じみた言い訳を述べました。

右往左往しましたが、結局移転は行われませんでした。

アメリカから「最も愚かな男(loopy)」と呼ばれるほどでした。

消費税減税

野田政権時、減税どころか、増税の法律ができました。

この時、自民党・公明党もこの増税に賛成し、

法律が制定されました。

野田氏は当初、積極財政派で

「絶対に減税する！」

と周りの議員に言っていたほどでした。

しかし、財務省に言いくるめられ、増税路線に舵を切りました。

これにより、段階的に消費税５％→１０％

にするという法律が閣議決定されました。

消費税増税＋復興税という2重に増税しています。

こちらの動画で一気に見れます↓

今、民主党政権を振り返る – YouTube

歳出カットは不十分　民主マニフェスト総崩れ（11/12/24） – YouTube

公約以外の失策

東日本大震災の対応

復興大臣が被災地の市長に恫喝したのを覚えている人も多いと思います。

これを受け、起用３日目で復興大臣は辞職。

そのほかは

・情報の隠ぺい（SPEEDI の予測結果、米エネルギー省の実測値）。
・汚染水を事前の通告なく海に放出し、諸外国から非難を受ける。

これにより、日本の信頼は底辺に。

100SV以下で人が住める場所も

避難地区に指定し、メディアと一緒に不安を煽る。

しかも、震災により日本経済がガタガタなのに

復興税創設＋消費税増税

という国民を無視した政策を推し進めました。

当時の野田内閣は自民公明との３党合意で消費税増税法案を可決、

民主党の小沢一郎氏などの数名は反対票を投じましたが、

虚しく消費税増税が決定しました。

また、行かなくてもいい被災地に行き、

仕事をやっている感を出すだけ出して実際の声を聴かずに帰ろうと

する映像が流れました。

【原発】菅総理に住民から怒りの声　福島の避難所（11/04/21） (youtube.com)

中国漁船衝突事件

２０１０年９月７日、巡視船が発見した中国籍の漁船が、

日本領海からの退去を命じられたのに違法操業を続行しました。

違法船は逃走時に日本の巡視船２隻に衝突し、破損させました。

海上保安庁は、同漁船の船長を公務執行妨害で逮捕。

これに対し中国政府は、駐中日本大使を呼び出した上で、

日本側の司法措置に対して強硬に抗議。

船長・船員の即時釈放を要求しました。

これを受け民主党政権は、事もあろうに、

船長以外の船員と漁船を中国側に返還した。

すると中国側は、日本企業の社員拘束など、さらなる報復措置を敢行。

当時の菅直人政権は、すぐに腰砕けとなり、中国人船長も解放。

中国に土下座し、日本の弱腰外交を世界に向けて発信した。

当時の鳩山由紀夫首相は

「日本の領土は日本だけのものじゃないんだから。」

と発言し、かなりの批判にさらされました。

経済分野

GDP

民主党政権時中は全く上がらず、

急激に下がった時期も。。。

雇用

ほぼ横ばい状態。

民主党政権が終わってから、伸び始めた。

まとめ

選挙前に出していた公約は

・子供手当て（中学卒業まで毎月2万6千円支給）→×

・事業仕分け（無駄を省き、財源の確保）→△

・ガソリン暫定税率廃止→×

・高速道路無料化→×

・天下り根絶→△

・年金制度改革→×

・後期高齢者医療制度廃止→×

・沖縄普天間基地移転→×

・消費税減税→×××

約束を守らない政党だと国民は気づき、その次の選挙では自民党が復帰。

その後の民主党への支持率は１桁台と

国民の信頼は無くなってしまった。

やっぱり嘘の公約

みなさん、2022年の参議院選挙で立憲民主党の

言っていた公約を覚えていますか？

過去の記事はこちら↓

【5分でわかる時事！】2022年参議院選挙　各政党の公約は？ウクライナ情勢も。

2022年参議院選挙公約 2022年参議院選挙は7月10日に投開票。自民党（自由民主党）・反撃能力（敵基地攻撃能力）保有 →北朝鮮などの弾道ミサイルに対処するため・防衛費の増額（GDP２％目標） →５年以内に水準達成・憲法改正 →憲...

立憲は消費税の時限的な減税を主張していました。

しかし、選挙後の2022年11月に立憲民主党の枝野幸男前代表は講演会にて、

「消費税引き下げは間違いだった。」

と手のひらを返す主張をしました。

また、自信のyoutubeにて

「消費税減税は間違い。二度と言わない。」

と話しました。

この手法は2009年に民主党が政権を握ったときと同じでは。。。

ヤバイ立憲議員一覧

枝野幸男前代表

民主党が政権を取ったときに官房長官を務めており、

東日本大震災に避難しなくてもいい場所場で避難場所として指定し、

いまだに人が戻ってこない地域を作った張本人です。

メディアと一緒にその地域の風評被害を行っていた人。

一番やばいのは虚言癖があるということ。

例えば、2021年10月の衆院選で当時代表として消費税率の引き下げを

訴えていました。

しかし、2022年11月の講演で

「（減税発言は）政治的に間違いだった」

と発言しました。

参考資料資料↓

消費減税の訴え「間違いだった」　立憲・枝野氏、公約見直しに言及 [立憲]：朝日新聞デジタル (asahi.com)

民主党が政権とった時も公約が二転三転し、

結局公約と真逆の消費税増税が行われました。

蓮舫

蓮舫氏と言えば、ブーメラン発言で有名な人です。

自民党に対して非難していることが自分も当てはまるという。。。

また、多くの姿勢にも問題点があります。

日本の科学力衰退賛成発言

2010年に行政改革担当大臣に任命された蓮舫氏は埋蔵金計画と言って、

予算の削減に取り組みました。

その中で科学技術分野のスパコン（スーパーコンピューター）の

開発予算267億円に疑問を呈し、

「２位じゃダメなんですか？」

と日本のスパコンの凋落を容認するような発言をしました。

これには内外から批判の声が多く出ました。

2重国籍問題

蓮舫氏は台湾と日本の国籍を２重で取得しており、問題となりました。

最初蓮舫氏は

「台湾籍はもうない。」

と発言していました。

しかし、台湾と日本の両方の国籍があると指摘されると

「昔のことなので覚えてない。」

としらを切る始末。。。

どこの国のための政治をやっていたのでしょうか？

公約なしで都知事選出馬表明

2024年に行われる東京都知事選で出馬を表明しました。

しかし、表明時点で公約はなく、打倒自民のみです。

公約はこれから考えるという意味の分からない構図。

また、選挙期間外での演説活動もたびたび行っており、

これは公職選挙法違反に該当する恐れがあります。

辻本清美

国葬に参加せず統一教会の勉強会出席

辻本氏と言えば、自民党と統一教会のつながりを散々非難していました。

その中に、

「知らなかったでは済まされない。」

と統一教会とつながりのある自民党を声高々に批判していました。

しかし、ここで衝撃の事実がでます。

参加費２千円を支払い統一教会の勉強会に出席していました。

これに対し、辻本氏は

「知らなかった。今後は慎重に対応する。」

と統一教会とつながりのある自民党議員と同じようなコメントしました。

かなりのブーメランですね。

前科者

辻本氏は一度詐欺で逮捕されています。

辻元清美秘書給与流用事件（つじもときよみひしょきゅうよりゅうようじけん）は、2002年（平成14年）に発覚した、社会民主党の国会議員やその秘書らによる詐欺事件である。辻元清美ら4名が公設秘書の給与1870万円を国から騙し取ったとして逮捕され、全員が有罪判決を受けた。（Wikipedia）

自分にも裏金問題があったにも関わらず、

自民党に対しても同じ批判をしています。

「私の時は逃げなかった。」

と発言。

逃げ切れるなら逃げ切りたかった、というニュアンスですね。。。

鳩山由紀夫（元首相）

数々の反日発言。

・「日本列島は日本人だけのモノじゃない。」

・「竹島は韓国領」

・「習近平を信じるべきだ」

・韓国に趣き、慰安婦像に土下座（日本の総理大臣として）

この人はボンボンの家庭なので、

今でも株の配当で20億円ほど収入があるらしいです。

2024年5月22日の講演会で

呉江浩駐日中国大使が

「中国分裂を企てれば日本の民衆が火の中に連れ込まれる」

と発言したことに関して、

「正当だ。」

と中国の擁護をしました。

小沢一郎

安倍晋三元首相が銃撃され、亡くなった事件に関し、街頭演説で

・「自民党の長期政権が招いた事件と言わざるを得ない」

・「この災難は、むしろ自民党に有利に作用するかもしれない」

・「自民党がおごり高ぶり、勝手なことをやった結果だ」

と発言。

野村パターソン和孝・旭川市議会議員

2022年12月30日にツイッターで、高市早苗・経済安全保障担当相に対し、

＃高犬早苗さんを葬儀大臣に

という侮辱を投稿し、炎上した。

小西ひろゆき

脅迫の疑い

予算質疑終了。鈴木宗男さんに「お前の過去はいろいろ知ってるんだ！」と恫喝する小西洋之議員に、「恫喝は辞めろ！」と口論するの図。動画に音声残ってるかな。 pic.twitter.com/HRE3NHBNWy

— やながせ裕文 (参議院議員) (@yanagase_ootaku) March 18, 2021

鈴木議員の真後ろに座っていた小西議員が

「私、総務省にいたから先生の色んな事を知ってるんですけどねぇ…だからやめなさい！」

と鈴木議員を脅迫した疑いがあります。

国家公務員として知りえた情報を脅迫に利用するのは

人としてどうなのでしょう？

そもそも、守秘義務って知っていますか？

っていうレベル。。。

嘘の答弁の強要

立憲・小西「嘘でもいいから」

これホントにとんでもない発言なんですが、何故かテレビでの報道が少な過ぎて恐怖しかありません。

梅村議員の言葉がせめてもの救いか…#梅村みずほ #小西ひろゆき
 pic.twitter.com/LXrCBGQhwz https://t.co/TLs9kzHh6W

— 吉月斗真 (@YOSHIDUKI_TOUMA) March 15, 2021

2021年3月10日の参議院予算委員会でのこと。

発言は、一期生議員である田島麻衣子議員（同じく立憲民主党所属）に対する発言

でした。

田島麻衣子議員が質問した内容に関する事前の通告があったかどうかについて、

「嘘でいいから「口頭で言った」って」

とアドバイスしました。

そして、

「役所の問題にしたらいいから」

と責任をなすりつけるように促す場面も。。。

極秘文書の窃盗？

放送法解釈に関する文書問題で、小西議員など立憲議員が

当時総務大臣だった高市氏を批判しています。

しかし、ジャーナリストの中には

「管理簿にも存在しないものが、なぜ小西議員に渡ったのか？」

と疑問視する人も多くいます。

これに対し、小西議員は

このようにツイートし、誰かに託されたことを公言しました。

しかし、総務省とは全く関係のない小西議員に「極秘文書」が

渡るのはおかしいです。

入手経路に疑念があります。

これに対し、高市氏は

「小西文書は捏造だ。」

と一喝しています。

文書の捏造は国会軽視として逮捕される場合もあります。

仮に文書が本物だとしても、「極秘文書」を持ち出した時点で

国家公務員法違反で罪に問われます。

メディアへの圧力

パヨ・エース撃沈シーンをカメラは捉えていた
およそ１時間半に及んだ会見の最後

産經記者がスマホの画面を示し
記者「先生、これ書きますよ」
アレ「え？え？何、何を？」
「…いいですよ、やったら全部法的措置とりますから」

記者「これこそまさに『圧力』でしょ？」… pic.twitter.com/NwKTR1zthz

— いじわる爺さん (@ijiwaruzi3) April 1, 2023

小西議員は自民党への質疑応答で散々、

「メディアへの圧力があった！」

と批判していました。

しかし、小西議員のほうがメディアへの圧力をかけました。

事の発端は小西議員が憲法審査会を

「サルのやること」

と発言したことを受けて、炎上し謝罪会見を行いました。

会見後に記者が

「これを全部書いていいですか？」

と尋ねました。

すると、

「どうぞ。書いたら、法的措置を取らせてもらうので」