理系大学生の実態
こんにちは!
まずは大学受験お疲れさまでした。
大学は人生の夏休みと言いますが、
それは文系だけです(笑)
理系の大学生はとにかく忙しいです。
1・2年生:授業(教養科目)
3・4年生:研究室配属+卒業研究+就活or院試勉強
です。
理系大学生の実態について詳しく解説していきたいと思います。
(主に研究室配属と卒論について)
授業について詳しく知りたい方はこちら↓
こんな方におすすめ
- 大学に合格したけど不安
- 理系だけどちゃんとやっていけるか不安
- 授業や卒論が不安
研究室配属とは
研究室配属とはその名の通り、研究室に配属されることです。
理系の中でも特に工学部は4年前期に正式に研究室配属され、
1年をかけて卒業研究を行います。
卒業研究だけに専念すればいいのかと思いきや、
就職する人は就活・大学院進学する人は試験勉強
をする必要があります。
なぜ研究室に配属されるのか?
ずばり、卒業研究を行い、卒論を書くためです!
卒論を提出しないと卒業できません。
(文系は卒論提出なしでもいい学部があるらしい)
理系は
卒業研究+卒論執筆
は避けられないので、
腹をくくってください。
これプラス、学部で卒業する人は就活・大学院進学する人は大学院試験勉強
が必要になるので学部4年生はすごくバタバタしています。
流れ
普通の大学生の場合、研究室配属は3年生の後期にあることが多いです。
(文系は3年生の前期)
しかし、僕の所属していた工学部は3年生も授業でパンパンなので、
研究室配属は4年生からでした。
(理系は一般的に4年生前期に配属)
その代わり、3年生の後期から研究室仮配属というものがあります。
訪問依頼→研究室訪問→研究室の希望を提出→研究室仮配属→研究室配属
という流れです。
※研究室仮配属:学業成績や本人の希望によって、仮で配属される。
研究室の決め方
研究室訪問
まずは3つほど気になる研究分野の研究室訪問に行きます。
僕の所属していた工学部情報工学科では、
ほんとにたくさんの研究分野がありました。
・衛星画像の解析手法(データ解析)
・機械学習を用いた画像認識、追跡(深層学習も含む)
・ニューラルネットワークの計算手法の効率化
・セキュリティ、ネットワークの安全性向上(Dos攻撃などの対策)
・ロボット工学
・ソフトウェア開発
・データベースの活用
などです。
僕が実際に研究室訪問に行ったのは
・機械学習を用いた画像認識、追跡
・セキュリティ、ネットワークの安全性向上
・ソフトウェア開発
関連の研究室です。
最終的に第1志望に出したのは、画像認識系の研究室です。
とにかく先生が優しかったので(笑)
他の研究室の先生もすごく優しかったですが、
機械学習系の研究をしてみたかったので♪
研究室訪問依頼メールのコピペ
僕が使っていたテンプレートは↓
件名:【○○大学 佐藤太郎】研究室訪問の依頼△△大学
□□研究室 ◯◯◯◯ 先生
お世話になっております、 ◯◯大学◯◯学部の佐藤と申します。
私は学部時代から〇〇(自身の研究や興味関心の分野)に強い関心を抱いており、〇〇研究室の研究活動に参加できることを心から喜んでおります。
〇〇先生の指導のもと、研究に取り組むことで、自身の能力を向上させ、学びの機会を得ることができることを楽しみにしております。
私は真摯に学ぶ姿勢を持ち、積極的に研究活動に参加して貢献したいと考えております。
研究室のメンバーと共に協力し、互いに刺激し合いながら、より良い成果を生み出せるよう努力してまいります。また、研究に関する新たなアイデアや提案がございましたら、遠慮なくご指導いただければ幸いです。
これからの活動に関して、具体的な指示や期待事項がございましたら、お知らせいただければと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。
———————————————
佐藤太朗
〇〇大学〇〇学部〇〇学科
Mail:〇〇@〇〇.com
TEL:〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
———————————————
気を付けるべきポイント
研究室訪問で聞くべきことは
・研究テーマの決め方
・指導方針(放任かどうか)
・コアタイムがあるかどうか
・外部大学院進学をしてもいいか(外部院試を受ける人)
・OBの就職先
です。
中でも、コアタイムはかなり重要です。
コアタイムとはその時間帯は研究室にいないといけない時間のことを言います。
僕の学科の研究室は全部コアタイムはありませんでしたが、
化学系の研究室だとコアタイムが9:00~18:00に設定している研究室が多い
ようです。
研究室の志望調査書の提出
最終的に第1志望に出したのは、画像認識系の研究室です。
とにかく先生が優しかったので(笑)
他の研究室の先生もすごく優しかったですが、
機械学習系の研究をしてみたかったので♪
学科の先生曰く、僕の第1志望の研究室はかなり志願者が多かったそうです。
研究室によって、受け入れ人数が決まっているので、そういう場合は
1,研究室訪問したかどうか
2,大学院進学するかどうか(内部進学のみ)
3,GPA(学業成績)
で優先度が変わるみたいです。
1は当然として、
2は以外かもしれません。
大学院進学するということは大体の場合、同じ大学の大学院に進学します。
そして、研究テーマも同じ場合が多いです。
最低3年という長い期間研究する以上、
それだけ興味があるとみなされるようです。
しかも、国立工学部などの理系は大体は大学院進学をするので、
1,2は決定打になりません。
国立理系大学院ってどんな感じ?大学院の選び方やメリットやデメリットを徹底解説!|Digmedia (digmee.jp)
3の成績は優先度が低いですが、これが分かれ目になります。
GPAを3.0持っていれば、余裕で第1志望の研究室に行けるでしょう。
研究室仮配属
3年生の後期に研究室仮配属になります。
ここでは授業と並行しつつ、研究室での独自の課題に取り組むことと
なります。(仮配属は単位にならない)
仮配属なので、単位が足りなかったり、素行不良だと
配属が取り消されます。
僕は無事、第1志望の画像解析系の研究室に仮配属できたので、
毎週
・プログラミング課題
・輪講(持ち回りで論文などを紹介)
ということをやっていました。
正直この時期が一番、忙しかったです。
専門科目の授業課題で忙しく、研究室の課題でも忙しく。
ここで脱落する人は結構います。
研究室本配属
研究室仮配属で特に問題なければ、
4年生前期に同じ研究室に本配属されます。
しかし、単位数が足りなかったり、無断欠席などが多い場合は
受け入れを拒否されることがあります。
僕の研究室にも単位が足りなくて、消えた人がいます。
研究テーマの決め方
理系の研究室は研究テーマがあらかじめ決まっていることが多いです。
先生がいくつか研究テーマを用意していて、
各々がやりたいテーマを早い者勝ちで取っていく。
僕の研究室はそんな感じでした。
僕の研究テーマを簡単に言うと、
「機械学習を用いた画像認識」
でした。
研究室の雰囲気(実体験)
研究室
工学部なので、女子が少なく、ほとんどが男性でした。
そして、めちゃくちゃ静かです。
あと、夜型の人が多く、日中研究室に来ない人も多いので、
僕はほぼ貸し切り状態でした(笑)
同級生の実態
僕の研究室の同期は6人(自分含め)いました。
(最初は僕含め4人でしたが、他の研究室の教授が体調不良になり、そこから2人がきました)
Kくん
めっちゃ真面目。
研究室でたまに見かける程度でしたが、まじめ。
卒業まじかで発表練習を見てほしいと言われて、
卒論発表を見ました。
Nくん
チャラいけど、プログラミングの腕は確か。
クラウドワークスとかでプログラミング案件も受注しているらしい。
卒業研究で一番最初に結果を出していた。
大学院試験にも見かけたので、内部進学したはず。
Yさん
研究室の紅一点。
めっちゃ無口、ブラコン。
出席表を見たら、出席時間の不正をしていた(笑)
その時間、自分がいたけど見かけてないなーってことがめっちゃあった(笑)
Aくん
マレーシアの国費留学生。
隣の席だったのと、英語の授業でペアだったので、
比較的喋っていた人。
とにかく優秀。
プログラミングもだが、学業成績も。
Nくん
途中から入ってきた人。
見た目はチャラいけど、意外と真面目。
大学院試験にも見かけたので、内部進学したはず。
Oくん
途中から入ってきた人。
いわゆる無キャ。
まじでやる気なかった(笑)
英語論文紹介の時に2本分の発表しないとだめなんだけど、
1本あたりスライドが3枚しかなくて何も分からなかった。
卒論の中間発表(12月末)の時も、実験に手を付けてなくて、
まだ文献を探していた。
卒論もかなりやばくて、先生がめっちゃ焦っていた(笑)
多分、卒論は一通り書いて、とりあえず、提出し、
あとから差し替えたんだと思う。。。